「はいはい、ご称賛をいただきます。」周懐杉は少しも謙虚ではない。
「しかし彼は女のために兄弟を裏切ることもできます。」
周懐杉は和蘇の話しを聞こえたが、少しも気がとがめていない。
「あの、和蘇、許してくれよ、私はもう家伝の百年の美酒をあなたにあげたのに。あの恥じることをいくどを言えばいいと思う?」
「その話なら、言い厭きたら、自然に諦めます。」和蘇は酒を翊宣に渡り、彼に抱かせて、「はい、おいとまごいをしなければ、帰ったら、私を代わりに奥さんによろしくお伝えください。」
周懐杉はちらりと笑って返礼する。
道中、翊宣は和蘇に彼がどのように周懐杉と知り合ったかと聞いた。
「その年、彼は好きな女の子があった。女の両親は彼が盲人なこととまだ商人であるのを嫌がって、彼に嫁がせたくなかった。その代わりに、役人に嫁ぎたかった。その時、私はちょうど初めて永嘉に行って、彼と知り合った。、彼は他の人から私は美しいだと聞いて、私にわざと女の子の婚約者を誘惑させた。それから、あの家族に婚約を解消させた後、彼はあの娘をめとって家に帰えった。」
翊宣は息が詰まんばかり、彼はもと、和蘇が自分の美貌を褒める人を全て殺すと思ったが、和蘇は意外にも周懐杉のために他の人を誘惑したって!
彼は……
“やっぱり殺してやる。”、と翊宣は歯軋りするほど言った。
和蘇はちらりと笑って、「ねえ~翊宣、このような人は面白そうと思わない?」
「いいえ、全然~嫌いと思う。」和蘇の微笑みはなんと美しくても、翊宣はやはり呟いた。
「あ、そうだ。和蘇、どうしてお酒をこの日なら取るかい?今日は春節だのに。」
「ある惚け茄子はそう言ったよ。今年の春節は私と過ごしたいなって。それに、酔わなければ帰えないよ何かって、これは永嘉の周家の最高佳醸だから、私は酷く骨が折って懐杉からもらったよ。」
翊宣は急に何も話せない。
「どうしたの?」
「キ、君はまだ覚えてる?一緒に新年を過ごそうって。」
「ええ、覚える。ここ数年、貴方の一言一句も私は覚える。」
「だって、だって……」
雍京の承元町の中心に、翊宣は和蘇を抱いた。
「だって、俺と一緒に、もう疲れたと思って……」
和蘇は翊宣の頭を撫で、優しくて彼の背中を叩いている。「馬鹿なこと。今年は速めに帰ってきたじゃないか。実は、江南のことに邪魔をされたので、遅れちゃった。または大変疲れたから、昨日はあまり元気がなさそう。」
うわ~やはり泣きたい~
「俺、俺は何も知らない。もっと前に知ったら、王征に君の行程を少し探らせたら、役に立ったかもしれないが……」
「でも貴方はそうしなかった、でしょう?」和蘇は翊宣の頬上でキスした。「貴方は私の大嫌いものが何かと知るんでしょう。それでいいんです。」
「和蘇、俺は君のことが本当に好きだ。でも、やはり怖いんだ、君は俺のことに飽きると……」
「まさか。私は翊宣のことが大好きよ。どう?感じがよくなる?」
翊宣は和蘇をしっかり抱いた。
不意に、花火はお二人の側に鳴き、青空で鮮やかな火花が咲き盛んでいる。
一人の子供は跳んだりはねたりしてきて、手の中は爆竹をつける線香を持って、二人に叫んだ。「退け退け!火花を気をつけろ。」しかし、彼は和蘇を見ると、すぐ変わった。
「ううわ!なんと美しいお兄ちゃん。ほら、僕の花火、きれいかい。」
「お前!」翊宣もすぐ怒ってきた。
和蘇はにっこりして、彼を引き退けた。
糖蜜に入ったような雪は、青空を舞い上がっている。
終わり
めでたし~めでたし~
翻訳者の話:はいはい~静です。ええ~~夏休みはつまらないので、今度は『飛天番外』を翻訳しました。何故かというと、姫泱様のBL歴史小説『鄭伝』シリーズを読むと、和蘇というキャラクターが好きになってきます。これは『鄭伝』シリーズの一つ——『飛天』の番外として、和蘇と翊宣の逸話を語ります。『飛天』と違って、全文は甘くて、暖かい雰囲気を溢れています。お楽しみにしてください。